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◆リン酸ってどんなもの

こんにちは、柘進工業のキヨです。

柘進工業のキヨです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋の長雨、台風と天候が崩れてしまいがちなこの頃、いかがお過ごしでしょうか。

枕草子では、「秋は夕暮れ」が良いとされています。暑さもだいぶ落ち着き

過ごしやすい日々を送らせていただいてますが、あまり天候が良くないので

折角の夕暮れを楽しむことが出来てないのが残念です。日本の景色や風情は

わびやさびなどが感じられ心に響くものが良しとされているものが多いですよね。

 

さて、製作金物屋の業界で高級感、重厚感、渋さが爆あがる大人気の仕上げがあるのをご存じでしょうか。

めっきと言えばキラキラ、ピカピカしていて、以前紹介した溶融亜鉛めっき等はなじむというよりも

いかにも工業的で目立つものが多いのですが、本日ご紹介するものは

 

「リン酸、リン酸処理」と呼ばれるもの。正しくはリン酸塩皮膜処理

こちらは淡いグレーから濃いグレーまで色味があり

重厚感、自然石のような風合いが非常に美しく

手摺やパネル、庇、ルーバーなど様々な部位に

仕上げ材として重宝されている、大人気の処理になります。

 

施工例 庇

 

施工例 手すり

 

施工例 扉

 

歴史は古く、古代エジプトではすでに行われていて、19世紀のピラミッド発掘の際に

リン酸処理された鉄片が出土している。これをもとにイギリスのパーカー兄弟によって

製品化され工業製作が可能になったそう。

 

その技術を利用し、元々は自動車の車体下地に使われ、錆止め効果として長く使われていた

ものでしたが見た目に高級感があり美しいとのことで見直され現在に至っています。

下地には鉄、その上に溶融亜鉛めっきが施され、さらにリン酸処理(パーカーライジング)

を行うと、うっすらスパングルが出て、自然で落ち着いた独特の色合いが現われる。

 

新品であるのにエイジング処理されているように見えることで、ムラ感、色味ともに

非常に重宝されるものとなったのもわかります。自然石や木材、「わびさび」や

「いぶし銀」のような仕上げに非常に相性が良いので「和の雰囲気」にも合うんでしょうね。

 

秋の虫の声、風の音を聞きながら街中のリン酸処理

金物を探して夕暮れを帰りたいと思います。

今日はリン酸処理についてでした。


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