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◆キャットウォーク とは

建築金物・製作金物の柘進工業

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皆さんが気なっているであろう、謎の多い分野が建築用語。今回は、「キャットウォーク」キャットウォークとは、高所用の通路や足場のことで主に点検メンテナンス用又は仮設の狭い通路です。体育館や劇場、ダムの堤壁面にメンテナンス用に設けられている通路です。

catwalk02

 

■こんな感じで、体育館とか工場とかにある狭い通路が今回のキャットウォーク。

 

由来は高所にあるネコの通り道、だったりネコしか通れない通路、のことから転じてキャットウォークと呼ばれるようになりました。見た目も確かにそんな感じですよね。

 

■これは「ペットと一緒に住まう邸宅」みたいな、建築雑誌とかに以前良く見た、壁から唐突に出ている棚板。これは由来の方のキャットウォーク。まさに猫の通り道です。リビングなどにステップやキャットタワーと組み合わせて、ハンモックがあったり休憩スペースがあったり、猫好きの皆様はインテリアに溶け込ませながらお気に入りの空間を作り上げていますよね。猫ちゃんもストレスフリーで過ごせることでしょう。

 

■もう一つは貨車への荷物の搬入を容易にするために貨車の床と同じ高さに設けられたステージもそのように言います。

 

今回のここで伝えたいキャットウォークは、建築のもの。必ずではないが、床面はグレーチングや格子上で透けていることが多いです。グレーチング等は取り外しが可能なので、メンテナンス上都合が良い箇所に採用されているのかもしれませんね。あと床面積にもカウントされないですし。屋上とか外部階段とか、吹き抜け部とかに設置されます。柘進工業がキャットウォークの施工を行う場合は、既製品の商品もあれば製作もあるのですが、ファインフロアやグレーチングのような通気性のある床を使用し、金物の手摺と背カゴ付きタラップをセットで納めていることが多いです。建物の施工性やメンテナンス性を飛躍的に向上させる、縁の下の力持ちがキャットウォークになると思います。←大抵上の方にありますが。。。

 

さて、ここで似たような言葉に、日本の建築用語で「犬走り」というものがあります。これもまた犬くらしか通れる幅がないことからそういいますが、犬の運動不足を解消させるものではありません。どこにあるかというと、家の軒下にコンクリートや砂利で作られた40cm~60cmくらいの細い通路のようなものがあります。そもそもは、軒から雨が垂れて地面にはねて建物が汚れないように、雨が落ちてくる箇所に砂利やコンクリートを敷き詰めることで泥跳ねを防ぐためのものでした。現在は防草の効果もありますし、砂利施工をすれば防犯性が高まるので採用されていることが多いです。

 

ネコの通路と、イヌの通路についてご理解いただけたでしょうか。

 

今回はキャットウォークについてでした。

 

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